YZF-R7をレンタルしてツーリングした感想

ヤマハのYZF-R7(2026年モデル)をレンタルしてツーリングに行ってきました。
もともとYZF-R25に乗っていたので、R25と比較する形式で感想を書きます。
レンタルしたきっかけ
R7の外観、めちゃくちゃカッコよくないですか。
長いことR25に乗ってきた私にとって、同シリーズの大型バイクであるR1、R6、R7に憧れがありました。
ただし、R1とR6は本格スーパースポーツという口コミを聞いていたため、R25のようなフレンドリーバイクに乗っている身としては敷居が高いです。
しかし、R7はMT-07がベースになっていると知り、それなら乗れそうと思いレンタルしました。
乗った第一印象
いざR7に乗ってみた第一印象は「前傾キツすぎ」です。
R25はイスにまたがる感覚で乗れますが、R7はプランクしているかのように前傾がキツいです。
「R7はネイキッドのMT-07がベースなんだよね?実は本格スーパースポーツだったのか?」というくらい前傾しています。
後日調べて知りましたが、R7はMT-07よりシートを高くハンドルを低く調整されていたようです。そりゃ前傾キツいわけです。
場面ごとの感想
そんなキツい前傾に耐えながら東京→静岡→東京と1日で327km走行しましたので、場面ごとに感想を書きます。
市街地
R7は街乗りには向きません。理由は主に4点あると感じました。
ナビが見にくい
今回レンタルしたR7はハンドルにスマホホルダーを取り付けてもらい、スマホで地図を見ながらのツーリングでした。
ここで問題になるのがR7の前傾で、前傾している影響で頭の位置がハンドルの真上くらいにきます。
すると、走行時は前方を見るために首を上げているのですが、地図を見るためには視線を下に落とすくらいでは足りず、首ごと真下に曲げないといけません。
走行中に前方が見えなくなるほど首を真下に曲げるのはけっこう怖く、結果的にナビを確認するのが億劫になってきます。
一方で、R25は前傾が緩いので頭の位置がシートの上にきます。
そうであれば、走行中の前方を見る視界にスマホが入るので、視線の移動だけで地図を見れます。
停車時のバランス保持が難しい
R7はシート高が830mmで、身長173cmの私は膝を伸ばせば足全体が地面につきますが、膝を曲げるとつま先しか地面につきません。
停車時に両足を下ろして車体を支えるには、もう少し足つきに余裕がほしいと感じました。
R25はシート高が780mmで、膝を曲げても足全体が地面につくので、バランス保持に気を使うことはありません。
排熱が熱い
排熱が熱くて長時間同じ姿勢で座るのが難しいです。
特にシートを挟んでいる内ももが熱く、ときどき股を開いて換気しないと低温やけどしそうなほどでした。
ただし、気温25度くらいの昼間は熱く感じましたが、18度まで下がった夜間はそれほど熱く感じませんでした。いっそ冬くらい寒ければ暖房として活躍するのかもしれません。
街並みを楽しむ余裕がない
上記の通りナビが見にくく、赤信号ではバランスに気を使い、走り出したら熱くなる、という状態なので少しずつストレスが溜まっていきます。
大型バイクならではの小回りの利かなさも相まって、街並みを楽しむような余裕はありませんでした。
高速道路
高速道路は問題なく走行できました。
特に良かったのがクルーズコントロールで、R25にはない便利機能だと思います。
速度調整用のレバーで1km/h単位で速度を設定できますし、スロットルを奥側に回すだけで解除できるため、ストレスなく操作することができました。
何度も言っている通り前傾がキツく手首に負荷がかかるため、クルーズコントロールのおかげで右手首の負担を軽減できたのはよかったです。
逆に言えば、R25は手首に負荷がかからないため、クルーズコントロールは無いですが困ったこともありません。
峠
峠も問題なく走行できました。
ただ、私のライテクは平々凡々なので、コーナーギリギリを攻めるアクセルワークやブレーキングは怖くてできません。
安全運転で峠を楽しむ分には、R7もR25もどちらも変わらないと感じます。
渋滞
どのバイクに乗っていても渋滞はストレスフルなのは前提として、R7はR25に比べてクラッチが固く左手の握力が足りなくなってくることと、シートが固く尻が痛くなってくることが苦しかったです。
YZF-R7の評価
YZF-R7は「借りるバイク」としてはイマイチ、「買うバイク」としてはナシ、というのが私の結論です。
というのも、もともと私にとってR7の魅力は外観であり、そのカッコよさに憧れてレンタルしました。
しかし、いざ乗ってみるとそのカッコいい外観は自分からは全く見えません。
冷静に考えれば分かることですが、外観を見る機会って駐輪場で乗り降りする瞬間くらいしかないんですよね。
走行中の感想は前述の通りで、高速道路や峠の走行に不満はありませんが、高評価なポイントも特にありませんでした。
燃費も計測しましたが、327kmの走行でガソリン12.56L使用し、燃費は26.0km/Lでした。大型バイクにしては思っていたほど燃費が悪くありませんでしたが、特別良くもありません。
よって「借りるバイク」として選択肢には入ると思いますが、おすすめしたいポイントは見つかりませんでした。
一方で「買うバイク」としては私には合いませんでした。東京都内の下道移動が多い私にとって、R7の街乗りが不便というのは致命的です。
最後に、ツーリングの思い出として目的地である「うなぎ桜家」さんのうな丼の写真を載せて終わります。
5,500円と高級ではありますが、値段に見合う美味しさでした。


